YOSAKOIソーラン祭り

YOSAKOIソーラン祭り―街づくりNPOの経営学 (岩波アクティブ新書)

YOSAKOIソーラン祭り―街づくりNPOの経営学 (岩波アクティブ新書)

ビジネス発想源で「YOSAKOIソーラン祭りの青春」という本が紹介されていた。いつものごとくなのだが、絶版のようでAmazonでも入手不能。かわって、言いだしっぺの長谷川氏が著者として名を連ねる本書をゲット。

はっきり言ってまさにNPO経営学のテキストにそのまま使える。
体験談だけど、そのままテキストになるほどすごい。

お祭りを作っちゃうという発想がすごい。それを継続する器をつくるのもすごい。自主財源でやってしまうのもすごい。すごいとしか書けない。

なぜあなたはやらないのか

なぜあなたはやらないのか―異端起業家になる (小学館文庫)

なぜあなたはやらないのか―異端起業家になる (小学館文庫)

大前研一氏の著作。
NIKE社外取締役の経験からNIKEのエグゼクティブとのインタビューを中心に、ナイキの戦略につき説明が加えられる。確かにNIKEブランドは90年代になって確立された比較的新しいブランドで、スポーツシューズとスポーツウエアに限定した商品構成ながら、メジャースポーツ選手を積極的にスポンサードし、其のブランド価値を高めている。
まさに一点突破主義であり、強い選手=>NIKEというイメージつくりがしかっりできている。それに加えてエモーショナル・タイという言葉が使われ、心の結びつきを重視する日本的スタイルも取り入れられ、ナイキの強さとなっっている。
NIKE論としてとっても面白く、NIKEで働きたいと真剣に思ってしまう。
後半は大前氏の宣伝(少し余計)。

青年社長(上)(下)

青年社長(上) (角川文庫)

青年社長(上) (角川文庫)

青年社長(下) (角川文庫)

青年社長(下) (角川文庫)

ご存知、和民の渡辺社長の自伝小説。
やたら言葉使いが丁寧なのが気になるし、男友達がFirstネームで呼び合うのも少し照れくさい。
でも、その中にでてくる渡辺社長、誠実さがにじみでている。すごいなぁと思う。
そして驚くのは、彼も失敗をしていること。
当たり前なんだけど、彼も失敗をしている。
でもすごいのが、失敗と気づく速さと、撤退の仕方が見事なこと。謙虚なんだと思うが、まねの出来ないことだと思う。
仲間内経営から法人組織になっていくプロセスが読みたかったが、その部分はよく分からなかったのは残念。

フランクリン自伝

フランクリン自伝 (岩波文庫)

フランクリン自伝 (岩波文庫)

資本主義の父とも言われるベンジャミン・フランクリンの自伝。現代ビジネスマン必読の書らしいが、私には面白さが分からないなぁ。

東大阪元気向上

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東大阪元気工場 (小学館文庫)

東大阪元気工場 (小学館文庫)

東大阪市の異業種交流組織 ロダン21のお話。
人工衛星まいど1号」(JAROの広告?)で有名になったところです。
商品と製品は違うとの主張は、下請け業者が共通に持つ幻想を見事に打ち砕いてくれる。日本人は職人であって商売人でないという言葉が、商人の街大阪の隣の市で言われるのも不思議だけど、それだけ商売人根性というのが日本には馴染みのないものなのかもしれない。
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彼らが解くのは、やはり行動の大切さ。考え、動き、傷つき、、、この積み重ねの大切さが身にしみてわかる。

日本語と外国語

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日本語と外国語 (岩波新書)

日本語と外国語 (岩波新書)

比較文化論的要素もあるが、日本語は音声構造の貧弱さを漢字のイメージで補っているとの主張は新鮮。また、Orangeはオレンジ色かとか、英国にはなぜ靴べらがないのか、など、現場感覚の大切さを分かりやすく解いてくれる。

社長から社員への手紙

社長から社員への手紙

社長から社員への手紙

ファンケル社長/池森賢二氏の社内に向けた手紙を集めたもの。
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ファンケルは安心・安全・無添加をキーワードに「不」の解消を図る会社であると自社を定義し、ファンケルブランドを明確にしているあたりさすが。その根底には商品ではなく理念を売っているとの強い思いがある。
会社の悪いことは社内からでていく、だから社員の吸殻の行き先にまで私は気を使うとの言葉は、この人の経営姿勢をうまく表現していると思う。
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