逆説の日本史

逆説の日本史1 古代黎明編: 封印された「倭」の謎

逆説の日本史1 古代黎明編: 封印された「倭」の謎

人気シリーズ(らしい)逆説の日本史第一巻「封印された「倭」の謎」

出版間無しのころ購入したが、そのまま”積ん読”状態だったが、先日の宮大工・西岡常一氏の著作を読んでから、聖徳太子とかが気になり、最初2巻を読みかけたところツボにはまったので、順番どおり1巻から読むことにしたもの。

大国主命天照大神の国譲りの話:大国主の怨霊化と出雲大社建立(鎮魂)
卑弥呼のなぞ:卑弥呼天照大神

など、 通説を覆すびっくりが一杯。大国主の話なぞはなるほどぉと思うのだだ、卑弥呼の話はなぜか納得できていない。ふむ、なぜだろう?

でも怨霊をキーワードに日本史をときなおす取組みは面白いと思う。

[9月28日追記]

逆説の日本史2 古代怨霊編: 聖徳太子の称号の謎

逆説の日本史2 古代怨霊編: 聖徳太子の称号の謎

第二巻 古代怨霊編も読了。

1巻から続けて読むと、記紀原理主義、宗教無理解主義の歴史学会体制批判と怨霊=>鎮魂のパターンに疲れてくる。天智暗殺、天武王朝=>平城京藤原氏の台頭、大仏建立+国分寺、天武派のおわり、天智系の桓武即位、平安京遷都と、確かに読み応えがある内容で、あらためて歴史の教科書を読み直したくなる。でもパターンに疲れた。


すこしこのシリーズも休憩だ。