内部統制の統合的枠組み 理論篇
- 作者: トレッドウェイ委員会組織委員会,鳥羽至英,高田敏文,八田進二
- 出版社/メーカー: 白桃書房
- 発売日: 1996/05/01
- メディア: 単行本
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ドレッドウェイ委員会組織委員会(COSO:Committee of Sponsoring Organaizations of Treadway Commission)による内部統制についてまとめたフレームワーク。内部統制のバイブル的存在。
こんなことを説明してくれている。
・統制のためには目的が必要であること
・内部統制の目的は、業務、財務諸表、法令遵守の3つの目的を達成するための、合理的保証を与えること。
・内部統制の5つの要素として、統制環境、リスク評価、統制活動、情報と伝達、監視があること。
統制システムは経営者が所有し、責任を負うとあるけど、我々末端の人間も日々の統制活動に関与しているし、無関係ではない。我々も最高のパフォーマンスを挙げるためにも、統制が必要。当然コストもかかる話でもあるが、業務に組み込みまわすことは必要だし、できるよね、ということ。
時代が時代なんて目から鱗というほどではないが、基本を丁寧に押さえてあり、その姿勢がすばらしいと思う。