会社法の経済学
会社法を中心に、経済学的に法律の規制を捕らえなおすとどうなんだろう、という業際問題に真正面から取り組んだ意欲的な論文集。
法の是非ではなく、現実と当事者と法律により形づくられる世界がどうなんだという評価をすべきとの意見は納得。時に、現在ではその位置というか存在というか、重要度が高まりつつある社外取締役についても、インセンティブが働かず無意味との結論は、違和感を感じるが、確かにかくあるべき論を横におけば、確かにその通り。
一つの事項を様々な視点で評価しなおす必要があることを改めて実感。
正しいとか好き嫌いはおいておき、切り口の新鮮さに脱帽。
- 作者: 三輪芳朗,柳川範之,神田秀樹
- 出版社/メーカー: 東京大学出版会
- 発売日: 1998/11
- メディア: 単行本
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